まっすぐな空

@032400mi

第1話 はじめて

彼と初めてあったのは、6月3日だった。

天神の北にある、小さな小さな貸し会議室。


「岡田さん、あっちにいるよ。」


そういって、共通の知り合いを教えてくれたのは覚えている。


色素の薄い髪の毛にパーマをあて、

丸みを帯びた眼鏡をかけて。


彼は

「町田侑也です。」

と挨拶した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

まっすぐな空 @032400mi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る