第3話

 私の彼はいつもベッドの中にまで靴を履かせるのよ。


『きみは、靴を履いている姿がいちばん綺麗だって』

 

 私に脱ぐことを彼は許してくれない。

 でも靴に包まれた脚が拘束されたように感じて、体の中心が潤うのは彼には内緒。

 彼も靴によって私を支配していると感じるのか、力強く爆ぜる。

 そんな時はいつも私は、身体中を電気が駆け巡って苦しさと心地よさに痺れるの。

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