どうも、どうやら俺は冒険者になるようです

ふぅ…


そっとため息を吐く、そりゃ吐きたくもなるもんさ。殺されかけたんだからな俺のスキルが弱かったら死んでたかもしれない。


それに初めて人を殺した感覚絶対に忘れることはないだろう。


まぁ、とにかくこのままここにいてもまた騎士が来て殺し合いにならないとも限らないんだ。


「街に出るか」


そういえば、自然の心得というスキルで周辺のマップが見れたはずだ。よし、見てみよう。


街がどこらへんにあるかイメージしてみる。


おっ、この草原をまっすぐ歩いていけば着きそうだ。


******************


どうやらここが街のようだ。

門番がいるようだ。

うまく中に入れるだろうか…


門番の近くまでいく


「やぁ、見かけない顔だけどこの街に来るのは初めてかい?」


ここは警戒されないように


「ええ、はい、自分は旅の途中でして遠いところから来たものでここに来るのは初めてなんですよ。」


「そうかそうかまだ若いのに一人旅なんて偉いなぁ。まぁ、それはそうとしてこの街に入る前に犯罪歴がないか調べなきゃいけないから少し協力してくれ。

この魔道具に手をかざすだけでいいんだ称号に犯罪歴があるものは赤く光るんだそういう場合は街に入れるわけにはいかないからね。」


やはり王城から近いだけあって警備は完璧なのか。そう思いながら手をかざす。すると白く光り…



「よし、問題ないようだな!それじゃあようこそ!王都シャルテンへ!!

それと今回は旅人ということで料金は取らないが…本来なら身分証の無いものは2銀貨払わねばならん仕組みでな、冒険者ギルドでつくれるからギルドに入ったら登録して身分証を作るといい。」


優しい人だなぁよし、ギルドへ行ってみるか。


******************


ここが冒険者ギルドか思ったよりもでかいなぁ。よし、入ってみよう


凄く注目を浴びる初めて見る顔だからか若いからか。怖いかおのおっさんが多いからすごく怖い。


カウンターらしきところがあるから行ってみよう。


「すいません冒険者登録がしたいのですが」


すると受付の人が


「冒険者登録ですね!それならまずこの紙に必要事項を入力してください!」


名前や、得意武器、一部スキル。年齢などを書いて出す


「はい、確認しました!カンザキショウさんそれではこのギルドカードに血を一滴たらしてください。針はここにあります!」


痛いのを我慢して指に傷をつけ血を垂らす


すると冒険者カードが蒼白く発光した。


「これで、登録完了です!」

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