第440話 いつか使おうと色んな表現をメモするものの、全然使わない

 私、他の人の作品を読んでいて、お、これはいい表現だ、とか、こう言う言い回しもあるのかと感動した時にそれをパク……メモしているんです。

 例えば紛擾雑駁ふんじょうざっぱくとか、臥薪嘗胆がしんしょうたんとか、喧々囂々けんけんごうごうとか、深謀遠慮しんぼうえんりょとか、孤影悄然こえいしょうぜんとか……。これらの四字熟語、初めて目にした時は意味どころか読む事すらも出来ませんでした。

 勿論四字熟語以外もメモっております。文章表現の世界って奥が深いですよね。


 で、知らない言葉を覚えたら使いたくなるものじゃないですか。メモした言葉もいつかは使おうと鼻息だけは荒かったんです。

 ただ、普段使わない言葉って、普通にしていると全く使わないんですよね。結局メモしただけで、自作に難しい言葉が登場する事ははなく――。


 文章って自分の頭の出来以上のものは生み出せないのですね。トホホ……。

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