第266話 10万字って意外と描写出来ない

 長編の基準とも言える10万字ですが、この文章量って意外と短いですよね。あれもこれも描写しようとするとすぐにこの文字数を超えてしまいます。ひとつの大きなエピソードを丁寧に描写するのでちょうどいい感じ。


 テーマが壮大であればあるほど、それを10万字以内で語ろうとすると駆け足になりがちです。身近なテーマであっても、色んな出来事を詰め込もうとすると全く足りません。10万字で多彩な展開を書こうと思ったら、各エピソードをサクサク解決させるしか方法はないでしょう。


 ラノベの場合はそのサクサク具合がいい方向に進みそうですよね。悩んだり葛藤したり戦いが長引いたりすると作風が重くなりますから。それをじっくり描写しようとすると文字数的に厳しくなります。

 10万字前後で終わる作品を書こうとするなら、まずは描写するエピソードを厳選するところから始めなきゃなのかもですね。

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