第185話 最悪だ。

《あの日もマモルはボロボロになって学校から帰ってきた。それでも誰にヤられたのか、決して口にしなかった。

 いつもニコニコと笑っていた。

 痛々しい笑顔でねぇ……》


「うう……」

《その夜、自分の部屋で手首を切った》


「う!!」何て事だ。最悪だ。

 何であたしは、その事を忘れていたンだろう。


 そんな大事な事を……!



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