第78話 真っ赤な髪の毛

 やっと現場に到着。すでに鑑識により、遺体は調べ終わっていた。



「う、腐乱してますね。ちょっと……!」

 冨田は鼻を摘まんだ。



「死後、ひと月くらい……ッてトコねえェ」

 リオ。


「ああ、若いお嬢さんだ」

 鑑識の目崎だ。



「20代前半かな・・・。下手すりゃぁ、17、8って、トコだ」


「所持品は・・・」

 リオの質問に鑑識は手を振った。

「何にもないね。唯一の

手掛かりは、真っ赤な髪の毛かな。」


「ふ~ン・・・」

 リオは渋い顔をした。




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