第27話 赤い月が輝いていた
「もしもし?どうか、されましたか。
もしもし・・・」
スマホが送信者を呼んでいた。
だが、偽警官は、何の躊躇もなく
そのスマホを踏みつけた。
そして、そのままアカネの遺体を
抱え、どこかへ行ってしまった。
血で染まったような赤い月が
夜空で不気味に耀いていた。
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