第24話 凶行
「キャ~ー」アカネが声を限りに叫んだ。
だが、カーステから流れる強烈なラップ音楽に掻き消されていった。
偽警官は何度も殴打し血が辺りに飛び散った。
「キャ~ーー、助けて~ーーー」
アカネは、反対のドアを開け逃げようとした。
公平は車から半分、ダラリとぶる下がった状態でピクリともしない。
アカネは、悲鳴を上げながらワケも解らず転がるように車を飛び出した。
死んだように、グッタリした公平をそのままにしてニセ警官は、ゆっくりと追い掛けていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます