第12話 ジョー・ダンね

「ミオちゃんがアイドルならソッコーで、推しメンになっちゃうって、マジィ~…😆🎶✨

 ねぇ、アイドルやらな~い?」

 おいおい、知るか~ーー!!

 どこの悪徳スカウトだ。


「ハハ、無理ですって……😅💦💦」

 勘弁してよ~。でも、あたしは優等生。笑って誤魔化した。


「あ、オレ、ジョー・ダンね。」

「はぁ……、顔が?」

「顔じゃね~って、名前だよ。

 お城のジョーに、ダンね。

 諸星ダンのダンなんだって、親が『ウル○ラセブン』のファンでさ~…😆🎶✨💕」

 知るか。それから、延々と特撮ドラマ談義。

 おおォ~い。

 あたし、さっきから引いてンですけど……


「ジョー・ダン……😒💦💦💦」

「そ、ま、ジョーって、気軽に呼んでよ。

 ミオちゃん 💓」

 おいおい、誰か、麻酔銃でこいつを大人しくさせてくれって……。

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