あのね！私し今日…ゴムを買おうと思う！

けれど…使うか使わないかを

もっと…二人で話し合ってから決めたいの！

私しね！

お兄ちゃんの気持ちが凄く嬉しくて嬉しくて、たまらないの！

けど…何度も同じ事を言う様で悪いけれど

やっぱり私し…お兄ちゃんの負担に成りたく無いの！

「俺は一途な男だ！そして聡子の居る田舎にも帰れない程の臆病者かも知れない！」

「俺はな聡子…一度お前から逃げたんだよ！

だけど、もう同じ過ちは繰り返したく無いんだ！」

「考えても見ろ！もしも俺が毎年…田舎へ帰って居たとして昨夜の、あの様な関係に成っては居ない筈だよ！」

是れは運命…俺達はこう成る運命なんだと俺は思うよ」

私しも、そう思うよ！

だからこそ恐いの！

私し…こんなに幸せで良いのかって！

私達…今なら未だ引き返す事が出来る！

その気持ちが私に、有るのか

無いのか…そこの所がはっきりする迄

お兄ちゃんにも結論を急いで欲しく無いの！

だから昨日お泊まりを一個増やしちゃダメって聞いたの！

「そうだな！引き返すのか…其れとも心の間々に進むのかを二人で考えような」

お兄ちゃん…ゴメンね！

「俺達、二人の事だ二人で出す結論に従おう」

ありがとう…お兄ちゃん！

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