第22話

お兄ちゃん


「うん…何だ…聡子!大丈夫か…?」


うん…


お兄ちゃん…「うん…何だ!」


お兄ちゃんが可愛がってくれた

私しの此処…ティッシュで拭いてくれない…?


「だって…お前…」


私し、何度も言った筈だよ!

私しの此処は

お兄ちゃんの物だよって…


私しね!

何時かお兄ちゃんに好きな女の人が出来た時

お兄ちゃんが、その人の事を

ちゃんと愛して上げられる様にして上げたいの…


私しを妹として可愛がるんじゃ無くて

私しを、但の女の子として可愛がって欲しいの…


だから…私しは

お兄ちゃんの練習台で良いから


もっと私しを可愛がって…

今度は私しの体を見ながら可愛がって!


私し何も言わ無いから

お兄ちゃんの女の子への知識で良いから

もっと…いっぱい可愛がって!


「お前…そこまで…俺の事を…」


お兄ちゃんが私しを女として見始めたのは何時から…?


「お前が中学二年生の頃かな…?」


そうなの…だから誰とも付き合わなかったんだ…


お兄ちゃんは長身で顔も良くて

私しの友達も

紹介してって言う女の子が沢山居たんだよ!


お兄ちゃん…私しをずっと好きでいてくれて

ありがとう(笑顔)


今日まで苦しかったでしょう…お兄ちゃん


私しは、そう言い唇を重ねた。


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