第24話ナルニア国ものがたり1 ライオンと魔女  C.S.ルイス/作 瀬田貞二/訳  株式会社岩波書店/発行

注:お話の粗筋の部分が入ります。ご注意ください。


今回は絵本ではなく、児童書を紹介します。

このお話は、ピーター、スーザン、エドモンド、ルーシィという子供達が、年をとった学者のお家に、戦争の空襲からのがれるために疎開したところから始まります。

そのお家は田舎にありとても広いお屋敷だったので、4人はお家の中を探検することにします。色々な部屋を次々見て回ると、絵が飾ってあったり、本があったり。ある部屋は衣装ダンスだけ置いてあり、何もないと思い、部屋を出ました。ところが末っ子のルーシィだけが残り、そのタンスを開けると、毛皮のコートなどがたくさんかかっています。ルーシィは毛皮が大好きなので、触りながらどんどん進んで行くと、足元の様子が変わっていきます。なんだか冷たい、ふわふわしたものも降ってきて、なんとそこは森の中で雪が積もっていて、まったくの別世界でした。

ここはナルニアという国で、本当ならアスランというライオンがこの森の王なのです。でも悪い白い魔女の魔法のせいで、いつでも冬でとても寒いところになってしまったのです。

その後、ルーシィはなんとかもとの世界に戻り、ナルニアのことを皆に話しますが誰も信じません。でもその後、ルーシィのことをばかにしていたエドモンドもナルニアに行ったのですが、運の悪いことに白い魔女に出会ってしまいます。そして魔法のプリンを食べてしまい、もとの世界に戻って他のきょうだいを連れてくるように命じられます。そしてひょんなことから4人揃ってナルニアに行ってしまいます。

はたして魔法のプリンの虜になってしまったエドモンドを救うことができるのでしょうか?そしてナルニアをもとの平和な世界に戻せるのでしょうか?ピーターとスーザンとルーシィは、アスランと力を合わせ、白い魔女と戦うのです。

読む楽しみがそがれるといけないので紹介はここまでにしますが、とても面白いファンタジーなのでぜひ読んでみてください。

小学生の中学年程度なら、岩波書店の単行本で読むと、字の級数も、字間も読みやすいと思います。ルビもついています。また挿絵も効果的に用いられていますし、文章からの想像だけではちょっと難しいナルニアの動物達などのこともわかりやすいのではと思います。この本は7冊あるナルニア国シリーズの1冊ですので、ぜひ他の本も読んでみては!また別の機会に紹介できればと思っています。


出典・参考文献:ナルニア国ものがたり1 ライオンと魔女 

C.S.ルイス/作 瀬田貞二/訳 

株式会社岩波書店/発行



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