第6話 解決策はあるのか
まず「普通」という武器・盾の両側面を持った概念に対処していく必要がある。また「普通」であることを良かれと思って要求してくる善良な人々もいる。もし概念を直接否定するような方法を取ると、その善良な人々もまた傷つけてしまうことになる。また場の概念的な支配であるため、仮に場の権力者が失脚しても概念の支配は生き残り続ける。
いまのところ解決策としては理念だった「あるがままに受け入れる」という普通主義の概念を取り戻すことくらいであろうか。
もし行き着くとこまで行くのなら、人々の排除が平然と行われるようになり社会の破壊的な局面に陥ることもある。その場合はもう理念も概念も無くなり弱肉強食の時代になっていくだけである。もしくは、優しい権力者が現れて新たな支配構造が誕生していくのだろうか。
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