第54話 たまには理系なお話も
【アルコール】
大学の時の友人、中野さんと夕飯食べて飲んでです。
愚痴とか愚痴とか愚痴とか。
加藤さん「あー、ちょっとやばいかも」
中野さん「全然飲んでないのに?」
加藤さん「私は、お酒に弱いから」
まだまだ加藤さんは 1杯目、中野さんは既に片手で数えられないくらいに。
中野さん「ほら、さっさと酸化して酸化して、お酢にしちゃえ」
【化学と生物】
加藤さん「酸化して、酸化してって、そんな化学実験みたいな」
中野さん「あはは」
加藤さん「生物系の人だと、酵素がどうのこうのって話になるんだろうね」
中野さん「そういうところで、化学か生物か出ちゃうのか」
加藤さん「いや、私らが化学により過ぎなだけだと思うけど」
中野さん「まあ、仕方ないよね」
加藤さん「高校も化学と物理で、生物は中学止まりみたいなものだしね」
【砲丸投げ】
会社での雑談で、運動の話に。
加藤さん「菊永さんは、運動得意そうですよね」
菊永さん「いえ、全然。身長あるってだけですね」
藤沢さん「すごく足も速そうなのに」
菊永さん「短距離も長距離もダメです」
菊永さん「唯一、人並みにできたのは砲丸投げですね」
加藤さん「それまた、なんとも特殊な」
菊永さん「あれって、普通に投げるのと違いますから、物理で。45°に押し出す、45°は思っているよりも高めを意識して、で」
【瞬間接着剤】
藤沢さん「昨日、家でプラスティックの部品折ってしまって、瞬間接着剤でつけようとしたんですけど、プラスティックだとダメですね」
菊永さん「説明書きにもありますしね」
加藤さん「あれって、水を開始剤とする重合反応ですから、水がないとダメですね。プラスティックって、水分がないですから」
加藤さん「なので、無理矢理水分を加えてあげれば、一応くっつきますよ。つるつるな分弱いですけど」
菊永さん「逆に、布をくっつけようとすると、ものすごく反応して発熱して危険ですよね」
藤沢さん「素材によっては、ちょっと溶けてしまったりもしますね」
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