第23話 3日目

【どうしましょう】

藤沢さん「今日はちょっと別の分析があって、夕方昨日の解析をしようと思うのですが、何やってもらうか課長に相談してみますね」


藤沢さんと一緒に、宇野課長の所へ何をしましょうかと相談に行きます。


色々話しているところに、ちょうどベテランの社員さん、内田うちださんが通りかかります。


宇野課長「内田さん、ちょっと」

課長は、内田さんに助けを求めた。



【それならば】

内田さん「そうですね。古いサンプル整理が残ってますから、やってもらいましょうか?」

宇野課長「じゃあ、それやってもらって」


内田さん「基本的にサンプルは半年保存で捨てているんですけど、手が回っていなくて、一年分くらいそのままになっているんですね」

保管場所に案内してもらます。


内田さん「報告した月毎にこうやって、ケースに入れてます」

ケースには月名表示があり、中にはサンプルが詰め込まれています。


内田さん「古いのは基本的に奥にあって、」

これこれと、見せてもらったのは、ちょうど一年前の月表示でした。



【分別します】

内田さん「基本的には、産廃プラで」

この段ボールにバンバン入れていってと、からの段ボールにゴミ袋をセットしてくれました。


内田さん「液体ものは、中を出して廃液に」

それはこっちのポリタンクにと。


内田さん「プラ容器は産廃プラで、瓶は軽く濯いで、廃ガラスに」

濯いだ水も廃液ねと。


内田さん「こんな感じなんだけど、大丈夫?」

加藤さん「液体は濯いだものも廃液でポリタンクに、瓶はガラスゴミ、残りは廃プラで段ボールに詰めればいいんですね。ただし、半年経っていないものはそのままで。」

※このような雑務を、派遣の仕事としてしまうのはいけません。手が空いた人がするでグレーゾーン。



【言いまわし】

これは、もう少し先のお話。雑談中の内田さんと加藤さん。

内田さん「加藤ちゃんは、指示の確認の時、ちょっと言いまわしを変えるよね」

加藤さん「オウム返しより、指示した側もちょっと合っているか考えません?」


内田さん「あぁ、一回それでよかったっけと、考えるかも」

加藤さん「そうすると、認識の違いに気付くのが早いじゃないですか」


加藤さん「一旦自分の中で整理して、こういうことですよねと出した方が、理解している印象かな、というのもありまして」


加藤さん「まあでも、わからなかったら、紙に書いてくださいって、紙を出すんですけど」

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