第3話 作戦会議?
【更新期間】
山田さん「更新期間はどうしますか? いつも通り3ヶ月でも、次に移りやすいように1ヶ月でも」
加藤さん「こういう事情ですので、次の所がすぐ来てくださいとなった場合には、期間中でも配慮していただきたいんですけど」
山田さん「それは、先方にも了解していただいています」
加藤さん「でしたら、どちらでも。3ヶ月の方が楽かな、と思いますけど」
山田さん「でしたら、とりあえず1ヶ月ということにしますね」
(ああ、山田さんは1ヶ月の方が都合がいいんだ)と思う加藤さん。
【スキルシート】
山田さん「次のお仕事をご紹介するにあたり、スキルシートを書いていただきたいんですね」
山田さん「こちらに来る時も書いていただいたと思いますので、そちらにここでの分を追加していただければ」
山田さん「あっ、ファイルは残ってます? お送りした方がいいですか?」
加藤さん「残っていると思います。帰ったら探してみます」
(ってか、ここに派遣してるんだから、書いてくれればいいのに)と加藤さん。
残念ながら、派遣元は仕事内容を分かっていません。
【仕事を探そう】
山田さん「次のお仕事なんですけど、こちらでもいいのがありましたら、お声がけさせていただきます」
山田さん「加藤さんもサイトを見ていただいて、いいなと思う仕事がありましたら連絡をください」
派遣会社は仕事を検索できるようにしています。公開範囲を誰にでも公開と、登録した人にだけ公開に分けていたりしますが。
加藤さん「はい。私の方でも見てみます」
たまに、派遣会社に伝えている希望と違う条件で探して、良さそうな仕事が見つかることもあるにはあるのです。
(まあ、こっちからつついた方が早いんだろうな)
【
山田さん「他に何か、訊いておきたいことはありますか?」
加藤さん「この話って、どなたがご存じなんですか? 引き継ぎとかありますし、いなくなると言ってしまってもよいものかと?」
山田さん「管理職の方はご存じです。が、他の方には北出課長から発表があってから」
北出課長は派遣先の課長さんです。
加藤さん「ひとまずは、喋るなってことですね」
山田さん「いえ、別に、言ってはいけないわけでは。仲のいい方に、こっそり話していただくくらいは」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます