第128話
オレは小森の背中に声をかけた。
一瞬、小森は足を止めた。
「ありがとうな! 小森が阿久堂をやったおかげで舞美たちが手を汚さずに済んだよ!」
「フゥン……、知るか! バァ~ーカ」
小森は捨てゼリフを吐いて連れ去られた。
《ナンや~! ノア、オレ様もバーニング・サンダーをお見舞いしたかったぞ~!》
「じゃ、次のクライマックスは、お前に頼むよ!」
別に、オレは正義の味方を名乗る気はない。
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