　オレの額には大きく❌《クロス》の傷跡があった。

「それがエイリアンアブダクティの痕？」

　リオが眉根を寄せた。

《せやで～！　ドリアン・アブドラ・ザ・ブッチャ～やァ～😆🎶✨》

「いや、ブッチャーじゃね～よ！

　ドリアンでもねぇ～し！！」

「エイリアンアブダクティは日本では、あまり聞き慣れないけど……」

　冨田が説明した。

「アメリカでは、年間、何件も報告されている。宇宙人が施術し、マイクロ・チップを埋め込んだとか言われていますね」

「あぁ、おかげで、宇宙人のスパイとか言われて、さ。散々だったよ❗❗❗」

　オレは、額のキズ痕を触った。

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