第63話 ヤラセ

「その後、オレは超能力少年としてテレビに出て人気者になった。

 だけど……、そんなのは、つかの間、同じスプーン曲げばっかじゃ、きるって、透視とかをやらされて結局……

 ヤラセがバレて、バッシングを受けて芸能界から追放されたンだ」


「……😓💦💦」

 全員、押し黙って聴いていた。

 木洩れ日が、イヤにまぶしい。

「言っとくけど……、初めはマジで超能力が、使えたンだ。これが、証拠だ!!」

 オレは、額に巻いたバンダナをほどいた。


「おぉ~~!!」

 一斉に、驚嘆の声があがった。


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