第56話 墓地

 翌日は晴天だった。

 オレたちは神倉霊園にいた。

 ここには金沢文孝が両親と共に眠っていた。


《リオ! お化けが出たら、一緒に逃げような!》

「ええ、出ない事を祈るわ」


「フフ、ナポレオンでもお化けは怖いのか」

 オレは茶化した。


《アホか~! オレ様に怖いモンなんか、あるか~! ノーフィアーや…😆🎶✨》


「わかったから、墓地で騒ぐなよ」

 やがて金沢家の墓地が見えた。

 既に、そこには金沢の祖父母、舞美らが揃っていた。


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