第5話
だが、俺もおちおちしていられない。
下手をすれば、オレが犯人にされかねない状況だ。
何しろ遺体の第一発見者は重要な容疑者にリストアップされる。
サスペンスドラマでも第一発見者が容疑者扱いされ、警察に尋問を受けるシーンを何度か見たことがあった。
こうして、ぼんやり立ち尽くしているワケにもいかない。
素人探偵なりに犯行現場の検証をしておこう。
犯行現場と思われる校庭の地面には大量の出血の痕が見られた。
おそらく犯人は、ここで阿久堂を刺したのだ。
さらに
何しろ、吊るされた阿久堂は180センチ、80キロと大柄だ。
言うまでもないが4階まで引き上げるにしても屋上から降ろすにしても、相当な腕力が必要になってくる。
女子の細腕では、どう頑張ってもムリだろう。
もちろん俺にも無理だ。
俺は男子としては割りと小柄だし腕力には、まったく自信がない。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます