第4話 解けない謎は、存在せぇ~へん。

 こうなった以上、当然だが、オレも容疑者の一人だ。

 


 何しろ第一発見者で、しかも阿久堂らヤンキーたちからは毎日、イジメられていた。



 動機は充分だ。



 その時、不意に突拍子もない声が響いた。




《オレ様の辞書に解けない謎は存在せぇ~へん…😆🎶✨》

 オレの頭上を飛び回るインコのナポレオンが訳の解らないニセ関西弁でわめきたてていた。



「ン……😓💦💦💦」

 こっちだって、そう願いたいが残念な事にこの自称、天才ナポレオンは一度だって解いた謎はない。




 気づくと遠くからパトカーのサイレンの音が近付いてきた。



 誰かが、通報したのだろう。




 騒ぎに、駆け付けた教師たちも大慌てだ。

「おいおい、こらァ~~ーー~~!

 危ないから無闇に近付くな~~!!」

 どうやら現場保存しているらしい。




 ご苦労なことだ。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

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