「エコール」×「肉」

今日は美少女特集です。

タイトルにちょっぴり偽り有りな美少女特集です。


そして今日は映画の結末について少なからず触れる内容となるので、ご注意願いたい。


今日の名画座は「エコール」×「肉」の2本立てを上映したい。


「エコール」は2004年公開のフランスとベルギーの映画だ。

森の奥にある不思議な学校で生活する少女達が主人公である。

アニエスbが衣装提供をしていて、年端も行かぬ少女が美しい真っ白な制服に身を包んでいるその姿を愛でる映画だ。

乱暴な言い方をしてしまえば、少女のエロスをどこか陰鬱に映し続けるだけとも言える。

それ故に人に寄ってはとても眠たいと感じるだろうし、人に寄っては物凄く刺さるであろう、少し特殊な映画と言える。

スタッフロールはオープニングで済ませてしまい、ラストはエンドロールが一切なくバタッと終わる。どこか謎めいた映画なのに、余韻に浸る事を許さない。それがまたこの映画を特殊な存在にしていると感じる。


「肉」は2013年公開のアメリカ映画だ。

ある秘密の儀式を持つ家族が主人公である。

日本ではR18で公開された。


しかし前半だけ見るとどこがR18なのかわからず、ホラーを期待して見た人は少し心が折れてしまうかもしれない。

この映画の本丸はラスト10分にある。

密かに人肉を食べる事を先祖代々続けてきた家族が母の死をきっかけに少しづつ崩壊していく、そんなストーリーだ。

最後に美しき姉妹が貪るように人の肉を食らう。

この映画はこのシーンのために作られたと言っても過言では無いだろう。


個人的な好みで話すと、どちらの映画もストーリーとして少し冗長さがあるのは否めない。

しかしどちらも陰鬱な少女の姿が美しい。これは事実である。

それをひたすら愛でたい。

そんな人のための2本立てである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る