「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」×「ドラゴン・マッハ」

本日の2本で今年最後の更新になる。

今回の記事はいつもとはちょっと違う趣旨のセレクトなので、ただの後夜祭気分で目を通して欲しい。


もう年の瀬。

今年見た映画をランキングにしたくなる時期だ。

今日は名画座云々ではなく、完全に私の好みの話である。

「今年見た映画ベスト10」の中の上位2本の映画について語る。

ちなみにスターウォーズは別腹なので、今回はスターウォーズを除いた上位2本だ。

仕方がない、スターウォーズはある種の宗教なのだから。


今年見た映画トップ10から上位2本を紹介する(ただしスターウォーズは別腹とする)


1位は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」

ジェームズ・ガン監督による「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編である。

宇宙を股に掛ける荒くれ者集団が右へ左へ大騒ぎのSF映画だ。

半分人間・半分宇宙人の主人公スターロード、美しき暗殺者ガモーラ、岩のような戦士ドラッグス、見た目はアライグマだが武器を器用に使いこなすロケット、ロケットの相棒の「木」であるグルート。

この癖しかないメンバーが宇宙を救うために立ち上がるのだ。



もしこのガーディアンズオブギャラクシーのシリーズを他の映画と2本立て、3本立てで上映するのなら、同じマーベル映画から選ぶのも良いが「ピクセル」辺りとセットで見るのも楽しそうだ。この辺りはお正月にのんびりお酒でも飲みながら見るのに丁度良い、そんな映画だと思う。


2位は「ドラゴン・マッハ」だ。

ソイ・チェン監督による中国・香港合作のアクション映画である。タイ出身の俳優トニー・ジャーを主役に据え、ムエタイなどを駆使した激しいアクションシーンがメインとなっている。臓器密売、潜入捜査、刑務所…香港とタイを舞台にあらゆる人々の運命が交錯していく。

もしこの映画を他の映画と2本立てにするならば。

正直ドラゴン・マッハはヘビーな映画だ。だからコメディであるチャウ・シンチーの少林サッカー辺りとセットにするのがお客さんの事を考えると丁度良いのかなと思う。実際キネカ大森ではやはりシンチーのコメディ作品である人魚姫と2本立てで上映していた。

又は俳優ウー・ジン繋がりで新・少林寺辺りと組むのも悪くない。これは正統派カンフー映画だ。バランスは悪くない。


監督繋がりで「ドッグ・バイト・ドッグ」と組むのは流石に重すぎるように感じるが、個人的には嫌いではない。


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもドラゴン・マッハも「家族」をテーマの根幹としている。

前者は父と成人した息子、後者は父と幼い娘、という差異はあるが、そのテーマが明確だからこそ壮大過ぎるストーリーも散らかり過ぎる事なく展開していく。


一先ず今年の更新は今日まで。

年末年始、名画座はしばしの冬休みを頂こう。

年が明けたらまた開館して楽しく映画の話をしたい。

それでは皆様、良いお年を。

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