第191話 ちゃんと小説書こうとしてる
ちゃんと小説を書こうと手を付ける。
まずキャラ設定を整理していかねばならない。
とかまあ一応少し進行している。
私は基本的に一人称で書くのが楽である。何かそれなりのレベルに達した人達によると、「一人称は三人称より難しい」そうだが、私は到底そのレベルではないので考えない。
しかし、一人称では視点がひとりだけになってしまうので都合が悪いことがある。作品によっては(主人公視点の場合)主人公がいないところだけ三人称だったり、その場にいる人物の一人称になったりする。
そうやって話者が変化することは何か違う気がする。
私は三人称で描くのが向いた内容を書きたいんだと思う。
以前、そう思って、いわゆる「三人称神視点」というものの「神」にキャラを与えてしまえと思った。それは失敗に終わった。自分の中に色々整理できていないわだかまりがあったせいだと思う。それは「小説とはこうあるべきだ」というものだ。
そのへん最近の、いわゆる「なろう小説」といわれる分野(というか「小説家になろう」そのものなんだが)の文体を見ていると、「三人称神視点」とは別の私の求める文体に近いものがあった。
展開が早く、細かい描写に文字数を使わないもの。もっと細かく何かあるんだがうまく言葉にできない。
これは自分が書きやすい文体への手がかりになると思って、その「なろう小説」を書いてる人(知り合い)に文体などについて相談してみたのだ。
そのおかげでわだかまりが緩んだ。
「キャラのある神視点」を再び始動しようと動き出した。
この「キャラのある神」の視点というのは三人称なのか一人称なのか。
確かに、基本はナレーターである「神」は自分を認識しているし、作中に「私」と言う(いやまだ本格的に書いてはないが)。ならば主人公以外の人物の一人称ともとらえられる。物語に関わっていない者だから三人称(第三者)であるとも言える。
どっちだろうと思っていたら思いついた言葉。
「四人称」。
いやそんなもんあるんかとか思ったもので、検索してみる。Wikipediaによると、「四人称」という名称は存在するし、この「キャラのある神」を話者とする物語は「四人称」に当てはまる可能性がけっこうあるということがわかった。
まあ、私ごときが思いつくことなんか先人がやってないわけないわけで。そしてそれが一般に広まってないということは失敗するってことなんだろうとも言える。
けど、今のところ失敗しないと思えているのでこのまま行くのである。
いつか「三単現小説」というのも書いてみようかと一瞬思ったけど、めんどくさいので多分やらない。
「三人称単数現在小説」。つまり三人称のひとりによりリアルタイム(現在・時間順)に物語が進んでいくもの。語尾に「S」はつかない。
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