俺が毎日書くというだけ

第122話 紛失物

　ノコギリをなくす。

　どこに置いたかよくわからない。自分の部屋にあるはずなんだが。

　ノコギリは三つある。

　どれも100円ショップで買った安物である。

　二つ目までは用途違いで買ったが三つ目は紛失したので買った。

　多分部屋のどこかに三つのノコギリが埋まっているはずである。

　危なくないか？　少なくともふたつは刃をしまえるタイプなので心配ないし、あと一つも擦り傷をつけるくらいのもので、首の頸動脈をごりごりやって致命傷に至る可能性はないと思っている。

　私はこういう主張をしている。

　すぐなくすもので安いものは複数買え。

　ハサミがいつも必要なときにない、ということが昔多々あったが、紛失するたびに買うようにしたらハサミを七つくらい買ったときには不自由がなくなった。

　カッターナイフも小さい方が七つくらいある。大きいほうは現在あることが確認できてきるのはふたつだがいくつ買ったか。いくつもカッター。

　ノコギリもあと４つくらい買ったらすぐにみつかるところにどれかひとつはあるということになるのだろう。しかしそんなにノコギリあってもなぁ。