第5話 山谷華夏

4月11日。確か、委員会があった日。最初は騒がしい委員会だったよ

『4月11日:山谷華夏

今日は委員会だった。図書員会は図書室で仕事をした。

始まる前に、6年生だけで自己紹介しあった。隣のクラスの人は、渡辺わたなべ賀数かず君と、山谷やまたに華夏はなかちゃんと、伴世ばんせあゆちゃんだった。まさか、自分と同じ名前の人がいるなんて思わなかったからびっくりした。名前の漢字もほぼ一緒だから、すごいと思った。当番の曜日を決めた。私は、香織ちゃんと、金曜日になった。私はほぼ毎日図書室へ行くので、当番の手伝いをしてやれと、言われたので、そうしようと思う。明日、すぐに当番なので、がんばる!

そして、今日は航太君と華夏ちゃんと帰った。楽しかった!』

華香は、私がいなくても大丈夫に見える。でも、どこか悲しそう。

特定の友達まだ、出来てないからかな?

前の学校が懐かしいのかな?

私が元気づけたかったのに。

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