キャラ描写の為のほんのスパイス、または香りつけ

神代零児

作者が無理せずサービスシーンを挟める為には

 はい。今回は照れ屋な作者でも無理無いように物語中にサービスシーン、即ちムフフ♡なシーンを挿入するにはどうする?――がテーマです。


 私神代は『そもそも作者がサービスシーンを入れたくなる心理』には大きく分けて、二つあると考えています。それは……


 『作者が自分自身が姿と考えているか』


 と、


 『作者がと考えているか』


 の違いです。

 言い換えればの心かの心かですね。


 勿論、どっちも立派な心理です。ええ、これはサービスシーンの描写について真面目に語っている話なので、私は立派という言葉を使う事に躊躇する心は抱きませんよ!


 で、サービスシーンを入れる事を躊躇うと感じる人は、先ず自分が、どちらの心理でサービスシーンを描くのかをはっきり決めてみましょう。

 今後の全てじゃなくて、あくまで手短なワンシーンに対してだけで構いません。


 キャラに対してどんな心で向き合うかはサービスシーンに限らず、どんなシーンでも作者ならされていると思います。だからね、あくまでそれらと一緒なんです。

 慣れていないからといって、サービスシーンの事だけをそんなに肩肘張って考える必要は無いんです。あくまで普段のキャラ達の息遣いと地続きで、普通にしてるみたいにムフフな事を演じさせれば良いんですよ。


 ほら。そうやって自分の心が定まれば、少しは気楽に考えられるようになったんじゃないですか?

 そしたら、自分の隠れていたキャラに対する見方、キャラに傾ける心理も自ずと無理なく見えてくると思います。


 次に。それを決めたら今度は自分がサービスシーンを演じさせるキャラに、どんな感じでお色気要素を加味させたいかを考えます。

 これはもうシンプルです。ほんの一例としては、


 真面目なキャラに不意に起こるラッキースケベなスキンシップ(キャラのイメージに対する意外性型)か

 仲良くなった女の子キャラ同士で悪戯っぽく抱きつかせる(キャラのイメージに対する発展型)か


 とか。作者の感情は後に置いておいて、先ずはキャラの身に起こすイベントについて、あくまで素案として、小規模なサブタイトルつけるみたいな感じで考えて、肉付けしていきましょう。


 描くサービスシーンに作者が満足感を得るのはまだ後。サービスシーンが逆に物語中で浮いてしまうような事があっては、効果半減、寧ろマイナスですからね。しっかりと起こすイベント全体のディテールをきっちり整えなくてはね。


 でも、手探りでなくここまでを手順化して考えたなら、自分のキャラならどうさせれば無理なくムフフ♡と出来るかは分かる筈。


 きっと、ここまでを自分の作品とキャラに当てはめて考えながら読んできた人なら、なんか気楽に楽しくなってきてるんじゃないですか?――そう、サービスシーンを想像する事が、ですよ笑


 では今回はこの辺で。少しでも貴方の為になったなら幸いです!

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