第八十四話 『島津と川勝』


「一体なんなんですか……この声はッ……!?」


 まず初めに耳をついたのは、怪鳥の群れを彷彿とさせる不快極まる鬨の声であった。


 一呼吸置き、地が震える。

 ドドド、ドドドと、数百の軍勢を彷彿とさせる足音の嵐が、どこからかこちらへと近付いてくる!



「ギギギャアキヌクハナヤフキチナゥウウウウ!!」



 然して、奴等はすぐにその姿を現した。


 あるものは倉庫の中から、或いは立ち並ぶ煙突の隙間から、またあるものは足元に敷き詰められたグレーチングの下から――四方八方より次々とダエーワが押し寄せ、松下達のいる工場跡は一瞬で数百の悪魔に埋め尽くされる。


 その様はまるで百鬼夜行。


 山羊角と蝙蝠の翼を持つ通常個体が多く見受けられるなか、その奥には多様な動物から生み出されたであろう合成獣キメラの如き化け物、果てには決められた形を持たず、まるで芋虫のように地を這い回る巨大な肉塊のようなものすらいる。


「冗談キツイすよ本当……」


 先程の杞憂が杞憂で済んでくれればどれだけ良かったことであろう。

 間違いない。これは明らかなインドラとその麾下のダエーワによる討伐軍への奇襲である。


 インドラ討伐作戦。

 その名が示すとおり、人類王勢力の多くは自分達がハンターとしてダエーワを討つのだと思ってこの場へと集まった。だというのに、この状況では最早どちらが獲物か分かったものではない。


 ――――ハッ、なーに、ビビってんすか……こういうのはビビった奴から真っ先に死ぬもんじゃねえですか……。


 英雄となるか、それとも獣の餌と化すか。

 そんな非情な瀬戸際に立たされ、未だ幼い松下は思わず足がすくむ。喉が乾く。胸の奥に何かが詰まって息苦しい。



「貴様ら怯むなァアアアアアアアアッ!!」



 しかし、そんな松下の暗澹たる思いを吹き飛ばすように、そこで猛々しい益荒男の一喝が響き渡る。

 声がしたのは島津兵の方。よく見ると、その先頭で怒号を張り上げるは、先程松下に絡んできた某菱刈様であった。


「たかが神話の怪物がなんであるかッ!! その体が肉で出来ている以上、斬って殺せぬ道理はないであろうッ!!」

「当然。この程度の修羅場、我等はこれまで幾度となく潜ってきたッ!!」

「調教の時だ。人類王勢力に島津ありと、奴等の貧相な海馬に我等の存在を刻み込んでやろう」


 これだけの絶望的な状況を前にし、それでも歴戦の島津兵達は欠片も怯まない。

 確かに、先程は数名の島津兵がダエーワの餌食となった。だが、それはあくまで不意打ちでの結果だ。互いに互いを敵として認めた上での殺し合いならば、人とダエーワ、一体そのどちらに軍配が上がるであろうか。


「総員抜刀。第一聖創多重展開。我等無双の『白兵』をもって忌まわしき悪獣共を――――」


 菱刈の太い声に続き、総勢七〇名ほどの兵隊が、一斉に腰元の日本刀を引き抜く。彼等はその手元で白刃が煌めかせながら、まるで陸上選手のように体を低く落としていき、


「蹂躙せよおおおおおおおおおおおおおッ!!」


 指揮官が勢い良く腕を振り下ろした直後、ドゴッ!! と島津兵の足元が微かに弾ける。

 その挙動、脚力は明らかに常人のものに非ず。彼等はその砲弾の如き初速を維持したまま、真っ直ぐに敵の大群の中へと突っ込んでいく。


 第一聖創『白兵』。

 それは『天骸アストラ』から「超人的な肉体」というIFの可能性を抽出し、身体能力を超強化するという至極初歩的な聖創である。

 

 されど、たかが一芸も極限まで極めればこうなる。


 他のありとあらゆる術式・異能の放棄と引き換えに、『白兵』一つへ全てのリソースを注ぎ込んだ超攻撃型近距離戦闘集団――それこそが表秦おもてはたのの中核をなす彼等島津家の人間なのである。


 先日、樋田がムンヘラスに対して披露した付け焼き刃とは正に格が違う。


 彼等が地を蹴るだけでコンクリートが砕け散る。彼等が突進するだけで突風が巻き起こる。

 その瞳に獣の如き危うさを湛え、口から泡さえ吹きながら、島津の異能者は大振りの日本刀を強く、そしてなによりも疾く振るう。

 ただそれだけで軽く二メートルはあるダエーワの首を容易に跳ね飛ばし、或いは胴を両断し、果てには唐竹割りで次々とダエーワを斬り殺していく。


「ぐがはあッ!! おのれええッ――――がああああああああああああああああああああああああッ!!」


 しかし、ダエーワの方も殺されるしか能のない間抜けではない。

 いくら島津兵が精強といえども、全員が多数対一を捌ききれる訳ではなく、時折どこかからか悲鳴と共に血飛沫が舞い上がる。

 悪魔の牙が服ごと腹を食い破り、そのまま中の腸を貪り喰らう。或いは倒れ伏した者の頭に噛み付き、頭蓋骨ごと中の脳漿を食い物にする。


「……なん、なんですか。これは」


 松下は思わずゴクリと唾を飲む。

 少女の目の前で広がるのは正に地獄であった。

 人とダエーワが一方は刃で、もう一方は牙で、互いに互いを喰らい合う地獄がそこにはある。


「ギギャガガガガガガガガガガガガガガガアッ!!」

「……ッ!!!!!!」


 そして、当然その魔の手は松下や川勝兵の方にも伸びてきた。

 ダエーワを斬り殺しまくる島津兵の横をすり抜け、前方から山羊角の一団が迫り来る。しかし、暗殺を得意とする松下にあの数を捌ききる力量はない。


 されど――――、


「はははっ、天が早速我等に借りを返す機会を与えてくれたぞ。然らば総員、あの倉庫の上へと飛び乗れ」


 川勝の指揮官らしき男が指差すは、この跡地を一望する位置にある比較的高さのある倉庫であった。

 一体何をする気だと松下が小首を傾げた直後、川勝兵三十の姿が突如パッと目の前から消え失せる。


「今のは『虚空』……?」


 自らも愛用しているのだから見間違うはずがない。彼等が今発動させたのは瞬間移動を可能とする例の汎用聖創である。

 もしや、奴等自分たちや島津兵を見捨てて逃げたのか? それこそ先日東京タワーで松下が樋田可成を見捨てたときのように――――しかし、少女のそんなネガティヴはすぐに解消されることとなる。


 瞬間、例の倉庫の上で無数の光が瞬いた。

 少し遅れてドドドッ!! と銃声が巻き起こり、松下達に迫りつつあった悪魔達の体に無数の蜂の巣が穿たれる。

 正確無比な遠距離狙撃。それでいて絶え間なく降り注ぐ弾丸の嵐が、次々とダエーワ達を物言わぬ肉塊へと変えていく。


「なるほど、これが川勝の戦い方ってわけですか……」


 話は単純だ。

 島津兵が『白兵』と近接戦闘を極めているように、恐らく川勝兵は『虚空』と遠距離狙撃に特化した戦闘集団なのだろう。


 狙撃手にとって最も重要なのはその位置取りだ。対象までの射線を通すのは当然のこと、相手からの反撃を避けるためにも、狙撃手は常に狙撃地点を変え続ける必要がある。

 なるほど、そう考えれば彼等と『虚空』の術式は実に親和性が高い。


 実際ダエーワが射線から逃れようと物陰に隠れても、川勝兵達はすぐに新たなスポットへと瞬間移動し、その急所に鉛玉を叩き込んでいく。


 川勝と島津。精鋭たる両軍の底力によって、ダエーワサイドは完全に出鼻を挫かれた。

 数は未だ悪魔が人を圧倒しているものの、最前線に立つ島津の刀兵は敵を少しずつ後方へと押しやっていく。


 ――――ハハッ、良いですね。嫌いじゃねえですよ、こういうの。


 そんな彼等の戦い振りにあてられ、松下はいつのまにかヤル気になっていた。

 自然と双剣を握る手に力が入る。その体は切り傷だらけで、こうして立ち上がることすら億劫であったのに、それでも今だけは彼等と一緒に戦いたいと、彼女は確かにそう思ったのだ。


「……さて、私たちも行きますか。このまま向こうに全部任せてたら、また子供なんだの言われて舐められそうですし」


 松下は周囲の隻翼達に対しそう軽口を叩く。

 自我を持たない彼女達からは当然「はい」とか「分かりました」だとか、そんな事務的な声しかかえってこない。それでも彼女はその口元に随分と嬉しそうな笑みを浮かべていた。


「『綾媛百羽りょうえんひゃっぱ』、これより島津兵の援護体制に移行します。総員、私についてきてくださいッ!!」


 そうして松下が島津達の元へと飛び立たんとした刹那であった。

 少女の足元、そのすぐ傍ら。ドブに足を突っ込ませないための溝蓋グレーチングが、突如ガチャンと弾け飛んだのだ。

 それも一つや二つではない。そこら一帯の溝蓋がまとめて外れ、続いて下水の中より何か不定形のものがゾゾゾと這い出てくる。


 ――――あれは、人の……肉ッ!?


 赤い粘土状の巨大物質。

 よく見るとそれは至極巨大な肉の塊で、その中ではなにか内臓のようなものがグジュグジュと蠢いているのが見える。

 それは先程目にした歩く肉塊とよく似ており、しかしその体積は比べ物にならない。

 高さ四メートル、幅三メートル。それでいて人への害意を併せ持つ肉の化け物が、気付けば松下のすぐ側にそびえ立っていた。


 まずい。そう思って即座に『虚空』で逃げようとする。しかし、先程全身に刻まれた傷の痛みが、少女より集中力を奪い、『天骸アストラ』の操作を拙いものとする。


「はああッ!? ――――よりにもよってこんなときにッ!?」


 率直に言うと、術式は発動しなかった。

 それでも敵の攻撃は御構い無しに飛んで来る。不運にも緊急脱出に失敗した松下目掛けて、肉塊の一部がまるで雪崩のように襲いかかり、


 しかし、それで少女の天使体が崩壊させられることはなかった。


 まずはじめに異変が生じたのは肉塊の足元。

 そこに地を這う形で円形の術式がブワリと浮かび上がり、肉塊をすっぽりと収められるほどの面積まで瞬時に広がる。

 直後、その術式から直上――即ちその真上に立つ肉塊へ向けて、『間欠泉』の噴射が如き白光の光線が射出された。


「うおわァッ!?」


 そのあまりの熱量に松下は思わざる尻餅をつく。

 『間欠泉』から数メートルは離れている彼女でも、頬にビリビリとその熱を感じる。然らば、その中心にいるあの化け物は、一体どれほどの高火力を浴びせられているのだろう。


「ギキギュグググウウウウウウウウウッ!!」


 どこに口があるかもわからない肉塊が、言葉にならない、されど明らかに苦しそうな叫び声を上げる。

 最早焼けるだとか燃えるだとか、そんな生易しいものではない。敢えて言うならば、蒸発。凄まじい勢いで吹き荒れる光の『間欠泉』によって、巨大な肉塊の全てはものの数秒で塵と化してしまった。


 松下の窮地を横から救ってくれた何か。

 しかし、彼女はそれが誰であるかを既に理解していた。


「お怪我はございませんか? 松下卿」


 予想通りの爽やかな声がどこぞより現れる。

 ヴィレキア=サルテ=ヤーデスクライ=ルルースク。かつて天界で卿天使の第二位を務め上げたこの天使以外に、このような出鱈目を行える術者がいるはずがない。


「……マジ助かりました。感謝感激雨霰です」

「いえいえ。お味方同士ならば当然のことです」


 相変わらず紳士を極めた態度の卿天使であるが、彼はすぐにその顔を強張らして言う。


「……正に卿の仰る通りとなってしまいましな。確かに戦況は我々の方が優勢ではありますが、こちら側の死者も決して少なくはありません」


 そうしてヴィレキア卿は腰元のバカでかい両手剣を構える。

 直後、その体からたちまちに莫大な『天骸』が生じた。そのまま彼は天使化する。その頭上には銀河の如き天輪が浮かび上がり、その背中からは一枚一枚が三メートルはある巨大な四翼が生え出づる。



「松下卿にどこまでの権限があるのかは存じませんが、島津の方々も川勝の方々も一度後方に下げてもらっても構いません。この程度の戦力ならば、私一人で殲滅出来ます。それが一番、人界の防人たる彼等の命を無駄にせずに済む」



 一瞬冗談かと思った。

 しかしヴィレキア卿の表情は今も真剣かつ真面目、彼はそんな大それたことを明らかな本音として言っている。


「何言ってんですかッ!? 確かにあなたの実力は分かりましたが、態々そんな――――」

「さて、それでは力ある者としての責務を果たして参ります」


 意外にも頑固なヴィレキアは聞く耳持たずであった。

 然して彼が身を低く落とすと、続いてその全身にバリバリと青白い火花が散り始める。

 少しでもインドの神々を齧っているものが見れば、すぐにそれが電気に由来するものだと言い当てることが出来ただろう。

 そもそもヴィレキア卿の対応神格たるインドラは雷霆神、ならばその元ネタである彼が雷を統べる術を宿していないはずがない。


 莫大な『天骸』、全身を走る雷撃、そして背中より生える巨大な四翼。ヴィレキア卿はその全てを総動員し、まるで砲撃のような勢いで空へ飛び立つ。

 『白兵』使用中の島津兵もかなりのものだが、卿天使の第二位はその更に上、音速の領域にすら達していた。


 そして一瞬。本当にほんの一瞬だけ、四翼の天使は島津兵とダエーワが殺し合う中を真っ直ぐに飛び抜ける。


 ただそれだけで、数十のダエーワが瞬く間に塵と化した。

 ヴィレキア卿は戦場を通りすがりがてら、全方向へ無数の雷撃を放ち、周囲を跋扈する悪魔のみを正確に打ち抜いてみせたのである。


 続いて前方より三つの肉塊が迫るが鎧袖一触、これも先程同様に『間欠泉』を以って瞬殺した。

 そのまま卿天使は大きく上昇し、その戦闘機すら超越する速度で空飛ぶ合成獣の真上に躍り出ると、


「はああああああああッ!!」


 瞬間、両手剣の全体が莫大な雷撃を帯び、その至極の一太刀を以って巨獣を呆気なく両断する。


「……これが格の違いってわけですか」


 空からその死骸が隕石のように堕ちてくるのを眺めながら、松下はゴクリと生唾を飲む。

 これが卿天使、この世界における最強格であろう王の天使に準ずる存在。決してその実力を疑っていたわけではないが、実際に彼の戦う様を目にするのとしないのとでは訳が違う。

 

「はははっ、マジで一人で充分な勢いじゃねえですか……」


 いつしか畏怖は喜びにへと変わっていた。

 目も止まらぬ速度でダエーワを殲滅する天使の頼もしい姿に、松下は傷が痛むことも忘れて興奮する。


「おおおおおおおおお、かの天使に続けええッ!!」


 島津兵の菱刈が再び雄叫びを上げた。

 川勝兵の嵐のような乱射乱撃も止まらない。

 戦いのペースは完全にこちらにある。


 と、恐らくこの場にいる人間のほとんどはそう思っていただろう。


 しかし、異変は既に彼等の頭上で生じていた。

 命を命で削り合う死闘の中、態々空の雲などに意識を払うものなどいない。

 それでも、彼らの気付かぬところで、空は瞬く間に暗くなり、或いは濃く重い粘度のような黒雲が徐々に分厚く積み重なっていき――――、



 そして、ドゴオオオオオオオオオオオオッ!! と世界が終わったのかと思うほどの爆音が響き渡った。



 落雷。いや、その一撃は自然現象におけるそれよりも遥かに強力なものであった。

 工場跡の一角がまとめて消し飛ぶ。

 近くにいた十名程の島津兵が一人残らず即死する。爆風と衝撃に混ざって、焼き焦げた肉片のようなものがあたりに撒き散らされる。


 そして、急に天候が変わった。

 空からは土砂降りの雨が降り注ぎ、嵐の如き暴風が吹き荒れる。


「な、なんですか。今のはッ……」


 松下はまるで譫言のように呟く。

 討伐軍の中に生まれつつあった勝利の確信は秒で消し飛んだ。

 今この場にいる全ての人間が、雷の落ちた箇所を呆然と眺めていた。


 しかし、災厄は終わらない。

 むしろ、それはただの始まりに過ぎなかった。


 彼等のいる工場跡の傍、その外側に広がる東京湾が丸く、そして大きく盛り上がる。そうして海に巨大な山が生じたその直後、ザバァアアアアアアアッ!! という瀑音と共に、その巨大な何かを覆い隠す海水のベールが剥がされた。


 そこにいたのは化け物だった。悪魔だった。人に仇をなす巨大極まるダエーワであった。

 全長約二十メートル。騎士の兜じみた金の頭部に、朱と白銀を基調とした鱗状の胴部。百足と爬虫類を足して二で割ったようなその生物の側面からは、一つ一つが七メートルはある薙刀のような爪が無数に生えている。


 その化け物が一体なんであるか、松下達『綾媛百羽』はおろか、これまで多くの怪異と退治してきた島津や川勝の兵達にもまるで分からない。

 しかし、それでもただ一人。かつて天界にて卿天使の地位にあったヴィレキア=サルテ=ヤーデスクライ=ルルースク、彼だけが唯一その正体を見抜いていた。


 人間界におけるヴィレキア卿の活動を、古代の人々が神として解釈したのが、インド諸神話におけるインドラならば、目の前の化け物は正にその逆だ。

 インド人が神と解釈したインドラを、逆に悪魔であると解釈したゾロアスター教の人々。そして彼等の持つ悪魔としてのインドラ概念が、『天骸』によって天使としての実体を獲得したもの――――即ちそれは、


「虚偽の魔王、インドラッ……!!」


 ゾロアスター教における絶対悪アンラ=マンユに準ずる七人の魔王の一人。そして今回の作戦の討伐対象でもあるダエーワ中のダエーワが、遂にその姿を現したのだ。


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