壱。底辺でも物語を書き続ける理由(作者)

《これは、私の考える前項の理論のようなものではないということを理解して欲しい。》


 最初に物語を書いてみようと思ったのは、中学三年生に上がる頃だった。

 まず、私は『楽をして楽しく生活をする』ことを理想としている。

 将来の夢を聞かれたときに、「夏は涼しくて冬は暖かい安定した職場」と答えて先生を困らせていたほどだ。

 どうしたら上記の理想に辿りつくのか、方法を模索していた。


 そんな時、私はとあることがきっかけで反省文を書くことになった。

 その反省文では、先生方がこんな素晴らしい反省文を見たことがない。等と賞賛していたそうなのだ。

 そのことで一番嫌だったことが、知っている先生や関わったこともない先生に、廊下等、所構わず反省文に関して感動したとか言われたことだ。もちろん、悪意があったわけではなくて、ただただ褒めてくれていたのだ。


 それをキッカケにして、安易なことを言わない担任から「将来は作家になればいいんじゃないのか?お前の望む通り楽だぞ」と安易なことを言われ、とりあえず書いてみた。


 当時、私はkeyにハマっていた。ハマったキッカケは『Angel Beats!』からだ。

 しかし、後で知ったのだが当時はkey作品ではなく、keyのシナリオライターをしている麻枝准さんの作品だった。今は、正式なkey作品だが。

 それがきっかけで、『AIR』『CLANNAD』『CLANNAD AF』『kanon』『リトバス!』という順に見ていった。『Charlotte』が入っていない理由は察して欲しい。


 特に『kanon』『AIR』を見た後には軽く人生観が変わった。しかし、これらを見ていて気がついたことがある。キャラクターの弱さだ。それらは、『CLANNAD』で多数のキャラを出すことで多少は補えているものの、まだなにか違う。

『リトバス!』では、シナリオライターが増えたことが要因としてか、個性豊かなキャラが。しかし、物語は特筆した2作品程、奥行きもないし、重さもない。しかし、key系ということだけあって、視聴時と見たあとの満足感が素晴らしかった。


 上記の考えから、私はキャラクターを個性的にしかつ、奥行きのある先の気になる重い物語、というモノを目指していた。


 当時は。


 やがて、高校に入学し恋人ができそれを黒歴史とし、なかったことにした。


 そして、お別れの日がきた。


 振ったのは私だが、それも一時いっときの感情からである。相手は学校のアイドルのような存在だったから、日に日に不安になっていた。私なんかに釣り合うのだろうかと。そんな時、初めて喧嘩をした。あとは察して欲しい。


 それから半年は死んだように生きていた。なぜなら、私は人生で一番楽しいことは「恋愛」だと思っているからだ。


 それから月日は経ち・・・。


 彼女と幸せな日常を送る物語を書いてみたいと思った。最近、『黄昏乙女×アムネジア』に影響を受けた私は・・・。


 これ以上は言うのをやめておく。


 さて、上記の理由から『第二新聞部活動記録』は私の本命だ。

 楓君は私自身だ。読者はどのキャラが本命か見つけて欲しい。そして、この物語の裏に隠されたモノを読み取って欲しい。


 ちなみに、『REVERSE!エリート魔法使いの異世界テレポート』の方は、本命を読んでもらうための「作風売り込作品」だ。本当は異世界系を書きたかったのだが、力量がないため断念した。


 私としては本命よりも『REVERSE!エリート魔法使いの異世界テレポート』の方が読みやすく面白いと思う。だから結局はどちらも本命になってしまう。


 書き方に関しては物語を書いたこともないような素人がいきなり予定もなく書いている。どうか間違っていてもご容赦願いたい。

 私の目的は作品を書くことではなく、物語を書き、それを読んでもらうことだからだ。

 万人に受け入れられ、売れる。こんなことを望んでいないと言ったら嘘になるが、まずは読んでもらって感想が欲しい。

 なんでもいい。

 私は、もっと上を目指しているが、現状は今の状態で満足している。なぜなら、読者がいて評価をしてもらっているから。

 私よりも長くやっているのに評価や読者がついていない方もいる事を見て知った。

 面白くても評価がない。

 なぜなら、それはキャッチコピーや、タグが原因だと思う。


 次回の更新時に、無名の底辺が読まれる方法について書いていきたい。

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