揃ったピース
杏子たちは、目覚めて帰宅のために身支度を始める。
鋼、煉、鎧は朝のシャワーを浴びる。
「さっきの良かったよな」
「うん…」
鎧は少しだけニヤケていると、ウブな鋼はただそう返すことしかできなかった。
「二人とも、女性たちの近くでそんなセクハラ的な事言っちゃだめだよ。パパやママたちが帰って来た時に知られたら、叱られるよ」
紳士的な煉は二人に注意する。
しかし、思春期真っ盛りな少年たちは、やはり大人の美女たちのたわわに触れて、母親や従姉とは違う。担任の先生と言う別の大人の女性たちと町で誰もが羨む高級ホテルで楽しいひとときを過ごしたなんて、漫画や映画の主人公でなければ出来ない事だ。
(やっぱり、“杏子先生”、“美華先生”、“百合恵先生”が一番最高だよな)
それぞれの想い人を考えていると、“ガッシャ“
とカーテンが開いた。
「コウくん、そろそろ、モーニングを食べに行きましょう」
「三人とも、朝シャン長いわ。男の子なら早くしなさい。レディーたちにメイクアップをさせてくれないと困るわ」
「まったく、教育が足りないわね」
杏子、美華、百合恵がタオルを巻いた状態で現れた。
三人はそれを見て、ワォーとなった。
「先生、ダメだよ」
「うわ、すぐに出ます」
「僕ら、ダラダラしちゃって…」
全員、慌てて着替えようとしたら、
「フフ、遅いわよ」
「遅刻厳禁」
杏子は白、美華はピンク、百合恵は青の身体に巻いているバスタオルを脱ぎ捨てた。
(うわー)
三人は両手で前を塞いだ。グラマラスなスタイルの美女たちのたわわや生まれてきたような露な姿を何の準備も無しに見るなんて、十一歳の男の子たちには刺激が強すぎる。
「ふふ、残念ね」
何と、杏子はレッドのビキニ、百合恵はブルーのビキニ、美華はグリーンのビキニを下に着ていた。スケベ小僧たちの考えることなんて、お見通しなのだ。
「もっと、大人になったらね」
杏子は鋼に、美華は煉に、百合恵は鎧に優しくキスをプレゼントした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます