夢千夜一夜
善吉_B
駅
こんな夢を見た。
雲の上と同じ位かそれ以上に高い場所に、電車の路線が通っている。
特定の権利のある人以外は、切符を持たずにその電車に乗ろうとするとホームをすり抜けて落ちる仕組みだ。外の景色から察するに、この高さなら落ちた者は確実に死ぬだろう。権利のある人もただという訳ではないようだが、とりあえず切符を買う必要はないらしい。私はというと観光客か移民か、或はただの乗り継ぎなのか。扱いはハッキリとは分からないが、兎に角余所者の部類に入るので、きちんと切符を買わなければならない。
とある駅で降車後、キオスクのような売店横の改札らしき場所に向かう。切符やカードを通すような、陸地でお馴染みのあの機械はないものの、車掌が少し広めの白い電話ボックスのような箱の前に立っているので、初めて見る者にもそれが改札だと一目で分かるようになっていた。
改札の手前まで来たところで切符を見せねばならないことに気付き、慌ててポケットを探す。すぐに見つけられてほっとしながら切符を見せた。探すのにあまり手間取ってしまったら、切符無しと見なされて落ちていたかもしれない。
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