(三)への応援コメント
一人で生まれて一人で死ぬ。孤独は自分で折り合いをつけるしかない。欠けたものを他人で埋めようと求めるばかりでは、そりゃあ周りは重いだろうな。人に去られて今度は絵に救いを求める。孤独の暗闇の中にある唯一の光だったのだろうけど、絵は絵でしかないものなあ。
娘たちはACではあるのだろうけど、逞しいですね。なによりの救いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
ヒトというのが集団で生きる性(さが)を持っている以上、その対極にある孤独との付き合いはどうしてもついて回りますよね。そして、孤独の捌き方にはうまいへたがあるわけで。わたしなんぞも、捌き方は下手な方だと思ってます。
# すぐ「ああめんどくさ」と言って放り出しちゃうタイプ。(^^;;
そうした孤独感を埋める手段はいろいろあると思うんですが、逃避は一番厄介だと思うんですよ。現実から目を背ければ背けるほど余計に孤独感がひどくなっていくわけですから。
放置され続けた娘たちは、虚構に目を向けた途端あの世行きですから、どこまでも現実を見据え続けたんでしょう。父ちゃんとは真逆ですね。
でも孤独という接点は同じですし、それを切り離しては見られないんです。
とか言うことをつらつら考えながら。発話の絵につなげてみました。(^m^)
(三)への応援コメント
自分を、か。美に妄執して整形を繰り返す人みたい。永遠なんてないのに。あの作られた整形顔って、みんな同じ顔してて気味が悪いのにな。
ガラス玉の中で死ぬか、生き人形になるか、メビウスの輪を巡るか。
意味がないな。ほんと。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
何かを残したいという欲求は多くの方がお持ちだと思うんですが、それに『美』の要素が入り込むと途端に生臭くなります。
整形もそうだと思うんですよね。コンプレクスを解消するための手段の一つとしてはありだと思うんですが、じゃあどこがゴールなのってところがね。(^^;;
妄執封じを商売にしている親方も整形外科医みたいなものですから、当然自己矛盾を意識してます。弟子のワンスには、もうちょいマシな職工になってほしいと願っているんじゃないでしょうか。(^^)
(三)への応援コメント
ラスト。綺麗に終わって良かったです。
なんせ救いがなかったので(^^;
似た者同士。分かってくれる。死体を見つけてくれる。そう思ったのかなあ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
執着すること。その対象が何であっても、執着することでしか凝らないものがあるのかなあと思ったりします。加藤くん、美浜さん、そしてナレーターの作家。それぞれに、ストレートに出せない自分があって、自分を写す鏡が外にあって。でも、外にある自分と通じ合うには呪文がいる……そんな世界を創ってみました。
作家さんは、美浜さんが加藤くんの傷にしかならないと恐れていましたが、どうしたって『跡』は残るんです。小さな、でも確かな存在として、二人の中に。わたしは、それでいいのかなと。
(三)への応援コメント
月を見上げて思いを馳せる人がいなくなれば、月は消滅する?
まるで、人は二度死ぬ、みたいですね。
今夜も綺麗な月夜。
永遠に見えるものも、いつかは無くなる。この地球も。だからこそ、今を生きるのだよなあ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
神が人を創造したと言うが、人が神と言う存在を創造したんだ。だから、人が消滅すれば、神も消滅する。……というパラドックスをもとに掌編(『苦行』)を書いたことがあって。それを少しだけアレンジしました。
作家と作品との関係も、それにちょっと似ているかもしれません。
永劫に見えるものも、時間尺度が違うだけで変化していきます。その狭間にあって。
月を見上げ、月を想う夜長です。(^^)
(三)への応援コメント
人間はともかく、蝶でも大木でも『つまらない』と思うものなのかな。質問しても答えて貰えないから分からないけど。
待ってるだけ、流されるだけ。そりゃあつまらないだろうなあ。つまらなくなったきっかけは何だったんだろうなあ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
いわゆる「人間」の情動を他の生物に当てはめたらどうなるのかなあと。カフカの「変身」では、そこがさらっとスルーされちゃってたので、意識の断片をあちこちにはめてみるという実験をやらかしてみました。
「つまらない」の代わりに、「おもしろい」でも「意義がある」でも、結局人間以外の生物の生存率は下がるんじゃないかなあと思ったりして。(^^;;
「彼」ほど極端ではないにせよ、刹那的な感覚で日常を消費する人は増えていると思います。それがどこから派生しているのかなあと考えると、またネタになると。(^m^)
(三)への応援コメント
素人が修復して台無しにした絵画のことが話題になっていましたね(^^;
貴重な技術だと思います。影ではないと思いますけどね^^
黒い背景だからこそ、青い蝶は映えるのだと思います^^
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
絵画修復は根気が要る作業のようで、本当の歴史物の絵画修復はマエストロ(師匠)じゃないとできないとか。(^^;;
経時劣化をどこまで勘案するかとかいろいろあるようで、本当に職人芸ですね。
夢自体に形がないわけですから、それを何にたとえるか、何にかたどるかは自由なはずです。じいちゃん、いいセンスしてるなあと。ただ、それが実子に受け継がれなかったのが現実ですね。
闇に輝く一匹の蝶のイメージ。詩と散文ではだいぶトーンが変わりますね。
楽しかったです。(^^)
(三)への応援コメント
自主企画からお邪魔させていただきました♪
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054893555667
募集終了後、リアルの方でちょっと忙しくなってなかなか読みに来られず、すいませんでした(o_ _)oペコ
他の方の作品にも回らせて頂いている最中なので初話で一旦失礼するつもりでしたが、短編集であったことと、謎の洋館への好奇心に魅せられてついつい切りの良い所まで読み進めさせて頂きました。
豊富な語彙や至る所に散りばめられた巧みなメタファーに感嘆しながら拝読しましたが、改めてあらすじ欄を拝見して「なるほど、詩を書いてらした人なのか」と納得。
詩を入り口に小説を書き始められた知り合いが何人かいますが、豊かな表現力を持たれている方が多いので。
ブラジルの穴というのは、不思議な世界に通じる入り口みたいな意味なんでしょうか?
一旦ここで失礼させて頂きますが、落ち着きましたらまたお邪魔させて頂こうと思います。
定期的に同様の企画も開催しておりますので、見かけましたらまたご参加頂けると嬉しいです♪
企画参加、ありがとうございました(๑╹◡<๑):.。+゚
作者からの返信
お読みいただき、ありがとうございます。(^^)
詩から散文へというパターンは、決して少なくないようですね。わたしの場足、詩→シナリオ→小説(短編)→小説(長編)という感じで、どんどんめんどくさくなってます。(^^;;
ブラジルの穴。ギャグとしてよく使われますね。日本から地球の核を通り越して反対側まで掘り進めば、緯度経度的にはブラジルになるわけで。落とし穴に落ちたらブラジルに出た。そんなイメージです。
元の詩が二十編あるので、そこまでは書き足していきます。またお暇な時にでもお読みいただければ。(^^)/
☆への応援コメント
ずらりと並んだモチーフににやり。詩を書いていた当時の水円さんと、ONEを書いてた頃の私のモチーフは似ていたなと(笑)
お疲れ様でした。このシリーズ好きだったので、終わるの寂しいなあ。現実と幻想の橋渡しのモルフォ。綺麗でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。(^^)
うん。確かに似ているかもしれませんね。わたしにとって『モルフォ』は、自我の裏返しになっていた生臭い詩からの脱却を初めて意識した連作。『長い舌』『卓上百景』『ひととせ』と、はらわたを放り出すような真っ黒けの詩を描き続けてきて。ぽんとそれから抜けだしたのが『モルフォ』だったんです。
もっとも『モルフォ』の連作が白いかと言われれば、それはノーですけどね。(^^;;
いやあ、楽しかったです。短編ですから、あまりこちゃこちゃいじらずに、イメージの赴くままに走り書きした感じ。こういう「自由に筆を走らせる」作品があってもいいかなと。(^^)