この世で生きるということ

起きてください、私たちの生、私たちの生き様

果たして私たちは生きているのだろうか？

私たちは起きているのだろうか？

気付いたら泡になっているのではないかと思う

自我も、生き様も

移ろいゆく景色を見ながら

世界に服従して踊らされるのに

私たちは生きていると定義されている

自由のために自らの血を流した人々は死んでしまったよ

革命家は睡眠を強制されて

やがて命を終える

取り残された私たちには閉塞感と絶望が残った

誰かのため

国、社会、輝かしい名誉のため

都合のいい奴はみんなそうやって

何かのためだといって誤魔化す

うるさい、私たちは生きているよ

隷属しない人間はいらないといわれるこの世界で

死にたくなんかないよ

隷属を受け入れて生きていたくないだけ

人類最後の一人になるまで生きていたい

それだけが願いなのに

この世界は私たちを踏みつぶしたくてたまらないらしい

散々踏みつぶされた私たちは疲れ果てて

長い間、眠っていた気がする

生きているよ、私たち

誰かが私たちを目覚めさせてしまった

起きてください、私たちの自我、私たちの生き様

後戻りできないところまで来てしまったから