寝不足
私たちはいつも睡眠不足だよ
まだ生きていたいと思うから
眠ることは死に一番近いらしい
そんな言葉をどこかで聞いた
ジュースを飲みながら
寂れた深夜のレストランで
芸術を愛して
科学を信じて
矛盾を受け入れること
それを蜻蛉のような生涯で全うする
明日の世界は誰にも分らなくて
分かっているふりをして居る大人に
嫌気がさしていた
未来がこうなるといいなって
ドラえもんに願ったりするのかしら?
想像力が足りなかったのね、私たち
眠って
朝起きたら明日が出来上がっていた
誰が作ったかもわからない
明日を生きていた
もしも、私たちが寝不足から解放されるなら
それは私たちが明日を作ったのかもしれない
だから、眠るときは
私たちが眠るときは
棺に使い古した彫刻刀で
また、明日って書いて
燃やして
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます