愛
人間以外の動物に生まれてみたかった
ひたすらに愛を求める生き物になってみたかった
私たちは選定されて、愛を知る
何かが得意だとか、同じ血を分けているとか
いい子だとか、可愛いとか
愛しているわっといわれれば
ありがとうって言う
完璧な笑顔でね
無条件の愛が理想だ
人類が到達したことがない未知の領域
みんな求めているくせに
手前の愛で満足して笑っている
愛の前では皆無力だ
愛といわれればすべてが正しいと思ってしまう
愛のために人を殺せという
愛、愛、愛、愛、愛
私はその言葉をごみ袋に入れて
ごみ箱に捨てることにした
水曜日はごみの日だったから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます