すこしふしぎなもの
夢の中でお話ししましょう?
ぼくの彼女はよく眠る。
ぼくと会ってても関係ないようで、ちょっと目を離すともう寝ている。
怒ってみても「一緒に寝ましょう?」と言われるばかり。
諦めて隣で横になると、ぽかぽかして、あっという間に夢に迷い込んだ。
「ほら、好きな人とお昼寝できるってとても贅沢じゃない?」
白いもやの中で声がした。
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