第8話。Valois王国との初陣
事の戦争の始まりはこうだった。
戦争の盟主であるPapal State 教皇庁が他国に侵略戦争を仕掛けた際に、Valois王国に援軍を要請する。
Valois王国は要請に応じ圧倒的な軍事力で敵を圧倒し、報酬として広大な土地を手に入れたのだった。
だが余りにも圧倒的な軍事力ゆえに、Papal State 教皇庁は自分の利権を侵害されるという危機感を抱いたために各国に対Valois王国対抗同盟を発足。
ここにPapal State盟主の”Valois王国対抗神聖同盟”が発足されたのであった。
Papal State領、Aragon=Hapsburg帝国、Tudor王国。
VS。
Valois王国という4対1の戦争であった。
ヘンリー8世自ら出陣しギュイネゲートで布陣。
Tudor王国30,000vsValois王国7,000の戦闘が始まったのであった。
ヘンリー8世率いる軍勢は20,000で
チーム”コミンテルン”率いる軍勢は10,000であった。
左翼方面に配備された私達はその方面を受け持つこととなった。
私の第2
彼らの装備は
敵が射程に入れば狙撃し、敵が近づけば引いていくという遊撃戦を仕掛けていて敵が混乱していた。
続いて
彼らは
いつの間にか見えない敵に狙撃されるという一方的な展開に敵は大混乱していた。
敵軍も堪らずに邪魔な遊撃騎兵を潰そうと重装騎兵を送り出すが、送り出した騎兵は皆矢に撃ち抜かれて敗走をしていた。
そして本体の
「圧倒的ではないか!私の連隊は!」
つ、強い!強すぎる。
「追撃するぞ、スラヴ娘の別れを弾け」
ここでソビエト連邦の行進曲が流れ始めた。
”敵の
”敵が地平線を覆いつくした時でさえも”
「騎兵散開!追撃しろ!」
どんなに弓が強くても最後に戦いを決めるのは、やはり圧倒的なまでの破壊力と速度を持つ騎兵であった。
”赤軍をこの行進曲と共に”
”赤軍は前線へと進んでいった”
騎兵が次々と敵を狩っていく、このまますんなり終わると思ったが異変が起きた。
ドカン!ドカン!と大音量で遠くから何かが聞こえてきた、そしてその物体は騎兵目がけて飛んできたのだ。
カルバリン砲と言われる最近戦場で導入された野戦砲であり、射程1,000メートルからボウリング玉を飛ばす兵器であった。
”そしてもし行軍に我らを呼ぶならば”
”我らの故郷の地の為に、我らは聖地へと赴く”
騎兵の馬が爆発音で制御不能に陥ってしまい、大混乱してしまった。
早くあの大砲を黙らせないと、このままでは騎兵が壊走してしまう。
しかしあの大砲に近づくのは怖くて流石にビビってしまう。
だが、再度あの野戦砲は不思議と火を噴くことは無かった。
その間に騎兵隊が統制を取り戻し、再度突撃を繰り返し敵はついに壊滅した。
”そしてもし行軍に”
”我らを呼ぶならば”
”我らの故郷の地の為に”
”我らは聖戦へと赴く”
野戦砲が急に黙った理由がこうだった、私の連隊の
ただそれだけであった、私はこの時に狙撃の重要性を認識したのであった。
その後、物量の差で敵を弾きつぶし初戦争は圧倒的な勝利で終わったのであった。
所詮戦争は物量が正義であった。
その後にAragon王国とチーム”上総学園”の軍勢が合流し、後はHapsburg帝国諸侯群とPapal State教皇軍の到着を待つだけであった。
Valois王国の陸軍の総数は10~15万以上と言われている為に、合流して一気に総力戦を仕掛ける計画で有った。
だが異変が起きた、待てども待てどもHapsburg帝国とその諸侯群とPapal State軍が来る気配がなかったのだ。
10月に入って戦争は一方的に停戦させられてしまった。
戦争を長引かせたくないPapal State側の思惑により、何も利益も生まないまま戦争はそこで終了してしまった。
帰り際の船内に乗る間際のヘンリー8世を見かけたが、かなり怒り心頭のご様子であった。
本国に帰還すると皆は今回の戦争での勝利を讃えてくれるものとばかり思っていたが、何やら様子が違っていた。
どうやら留守の際に北方のStewart王国がTudor王国に攻め込んできて、それを撃退したのが妊娠中のヘンリー8世の妻キャサリン オブ アラゴンであったのだ。
フルプレートに身を包み前線で指揮を執っている姿に、Tudor王国の国民は感銘を受けて皆キャサリン女王を讃えていたのであった。
皆はその話を聞いてキャサリン女王に敬意を払っていたが、皆の反応に納得いかない人間が1人だけ居た、それはヘンリー8世であった。
ヘンリー8世はその場で兜を投げ捨てると、両手で剣を振りかぶりその場で馬を切り殺して足早に去って行った。
「おのれ、Aragon=Hapsburg帝国家め・・・!」
キャサリン女王はその戦が原因により息子を死産してしまった。
ヘンリー8世は息子を死なせた、キャサリン女王に愛想をつかし遂にはキャサリン女王の実家に敵対することを決意した。
次回は宿敵、Valois王国と同盟を組み、共にAragon=Hapsburg帝国に挑むようです。
その会見場にチーム”コミンテル”も招待されていました。
Tudor王国の威光を魅せつけてやれとの依頼です
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます