第22話 こうやって片付きました(?)
ついでに、自分が今の広い床をゲットするまでのことを残しておこうと思います。
私の最初の部屋は6畳ちょいだったうえ、タンスとベッドと本棚と三つの三段カラーボックスがありました。一番多い時で一〇〇〇冊に届くかどうかくらいの書籍やノートを所持していました。
中学高校の頃は落ち着かないのか季節ごとに模様替えしていて、そのたびに、本棚とカラーボックス類は少なくとも中身を全部動かしてました。その間は、ベッド以外床が埋まっている状態で、ちょっと足かぶつかったりすると雪崩とはいかなくても一段くらい崩れるありさまでした。ベッド置く前だと布団を敷いておいて周りを埋めるスタイルだったので、地震が起きたら埋もれますね。
それを改善したのは成人後です。まず、大学時代にブックオフの存在を知り、図書館で借りられる奴とか読まなくなった漫画を百冊くらいずつ持っていきました。自転車で。でも、買うのをやめたわけではないので、卒業するくらいまで500冊くらいはまだ家にありました。自分で買う以外に図書館で借りて机に積んでましたし。
図書館員を養成するとこならきっと図書館もすごいに違いないという理由で大学を選んだくらいなのでお察しください。
卒業後、隣接する道路の工事の都合で改築か建て替えをすることになりました。築四〇年くらいであまりに家がボロかったのと、補助金あるからなど理由が複数あって家族一致で建て替えを選択。工事期間が具体的にいつなのかが分からない状態が長かったので、そこで色々買うものが少なくなりましたし、ちっちゃいフィギュアを集めるのをやめました。あと、場所がないという理由で兄弟が買ったアイドルマスターの特典フィギュア(ゲームソフトの限定版)を私の部屋に飾ってたんですがそれもぷちぷちで丁寧に包んでひとまとめにして返還しました。
面積に関していえばこのフィギュア類を減らしたのは大きかったです。立体って場所取るし掃除めんどくさいですね。収集家が転売や見栄えなどを別にしても箱ごと飾るのは理にかなってると思います。
あと、ボロいせいで虫出まくりだったので、見るだけで叫ぶレベルに苦手な私は某掲示板の害虫対策系のスレッドを読み漁り、扉の閉まる本棚に入らない分はすべて処分したいと思うようになりました。たぶん、一番大きな捨て理由はこれです。
「ヤツらに遭遇したくないから そして 駆除&後始末がしたくないから」
就職後、いよいよ工事の期間が決まり、引っ越しのだいたいの月が分かった時点(約半年~九か月くらい前)にはひたすら捨ててました。借家に移ってもいろんなものがいらなく感じて今思うと失敗レベルで捨ててました。
引っ越し代金浮かせたいくらいのつもりが、ゲーム機とプリンターがお亡くなりになるしで、電化製品処分祭りみたいに一気にいくつも捨てました。
さらに、服の趣味が変わったのと、趣味が今とも当時とも違う人から大量に服をもらったり、お金が手元にあるせいで今までより倍くらいの頻度で服を買ってしまい(いじめられていたこともあって、服は買わなきゃいけないような気持ちがあった)、無理やり着倒すとか、借家では、「新しい家のためにとにかく見極める期間」という生活してました。
新しい家に移るとき、私は収納に全てはいる状態にしたいと思ってました。借家から段ボール箱いくつも減らしたんだし、大丈夫だと思ってました。
無理でした。
親に写真アルバム(でかいの)を置かされるわ、親の兄弟や祖母の遺品でコートが10枚になるわ、収納ケースに毛布や敷きパッド入れる予定が入らなくて不織布の布団入れ買いに走ったりしまして、レイアウトが予定と大幅に狂いました。
しばらくは、ケースを納めるためにあちこち動かしてみたりしてたので、そのケースの中身がずっと床の一角に積んでありました。内容は変わっていますが一年くらい積んでました。
そんな時に、断捨離やらローホー氏やらミニマリズムに出会ってしまったので、やり過ぎないように気を付けつつ、床から物をどけなくていい生活をつい5年くらい前に手に入れました。今床から動かすのは布団一式(と下の畳マット)と、一時的に使う折り畳み机だけです。
今の夢は、クローゼットに布団一式以外全部収納することです。
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