第4話 犬に挟まれた→囲まれそう

注意:完全に愚痴です。後でスッキリシーンとかもないです。


 我が家から二方向の家に犬がいる。しかもバカである。うるさい。


 片方は長屋で、ほとんどの家の住人を見たことがないんだが、とにかく一軒が間違いなく犬を飼っている。生活保護を受けているとか、年金生活の高齢者ばかりの長屋だそうで、実際よく出会うおばあさんがいる。土日にずっと洗濯機が回っているのでヘルパーさんが必死に洗いざらい洗って干しまくっている。そのおばあさんくらいしかそこの住人と私は面識がない。


 うちからそこの庭は多少見える。非常に汚い。そんなに広くないというか洗濯物が干せる最低限の隙間という感じがする。(うちや後述する家が日陰になっている)

 そんなとこがほぼ全面草が生え、蜘蛛の巣ははり、犬のケージが二、三積み上がっていて、いずれかにその犬Aはいる。

 さらにインコか何か、鳥の入ったかごがある。最低二羽はいる。この鳥も猛烈にうるさい。だいたいこの近所は野良猫が多いのになぜ鳥を飼うのか。猫が通る度に鳴くのか、鳥と犬Aが何かの拍子に鳴きわめく。近所の子どもたちが受験生になる前にどうにかしろよと言いたい。もちろん、細かく観察したことはない。

 近所の人の情報を総合すると住んでいるのは若い二人組(カップル?)らしいのだが、そこの犬Aや鳥を世話している人間を見たことはない。私の自転車置き場がそっち側にあるので結構な頻度で庭が見え、実際先のおばあさんにあいさつしたりするのだが、一切、見たことはない。そして自転車を動かすたびに犬が吠える。


 二件目は、うちよりも前からそこに住んでいる一家である。厳密にいうと、子供が結婚して一度出ていき、最近敷地に新居を立てたのである。なので、夫婦自体は後から来た。その夫婦が犬Bを飼っている。

 その犬Bが猛烈にやばい。犬種は憶えてない。調べたらわかる。小型犬だ。何がやばいかっていうと、その一家に従わないのだ。


 ある時親夫婦がその犬を散歩させていた。名前を呼ぶと本来は寄ってきてだっこして終了、なのだろうが、なんと、名前を呼んだおばさんをスルーする。側にいたおじさんもスルーしてさっさと家の敷地のほうに消えていこうとする。もともとの飼い主てある夫婦の言うことしか聞かないのではないかと推測される。

 さらに、顔を覚えない。毎日その家の庭の前の道を通る人がそれなりにいる。近所の畑の人とか、いつも通る。私も通る。そして吠える。そこのおばさんとよく喋るおばあさんが私が幼いころからいるのだが、そのおばあさんが来ても吠える。

 最悪自分ちのおばさんに同様の吠えかたをする。さすがにすぐなくなったみたいだが。


 犬は長く見積もってもまた10年も経ってない。私は明日で35歳だ。おばあさんは間違いなく私が生まれる前からおばさんと喋っているはずだ。どうみても犬のほうが遠慮しろよと思う。


 ここ一年大分マシになったが、それまでは地獄だった。私が自転車でどこかへ行こうとすると犬Aが吠え、連動して鳥やらBやらが吠える。


 ここまでが前段階である。書いていて長いと思う。



 そしてついに今年、隣接する家が犬Cを飼い始めた。これまた小型犬だ。そこの子が犬飼いたいと言い出したのだと先日知った。おとといCを散歩させているその子と父親を視認した。リードを持っている子をかなり引っ張っていた。



 私は過去に別の家の犬に噛まれそうになったことがあり犬がほぼ嫌いなのである。小さいころはかなりの頻度で野犬を見た。唯一大丈夫なのは、少し離れた地区に住んでいる知り合いのところにいるシベリアンハスキー君である(向こうがびびっておとなしく動かないから大丈夫なだけ)。

 野良猫も多いので、何か犬猫の病気が流行ったらあっという間に広まる環境だ。特に、Aに関しては明らかに登録など必要な経緯をすっ飛ばしている危険性がある。


 C家がまっとうなところで、Cがまともなしつけを身に着けることを願って筆をおくことにする。

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