第13話

私は、あの人を見送ったあと。自分の学校の用意と、優薫とお母さんを起こすためにお母さんたちが寝ている部屋に行った。

「お母さん、朝だよ!起きて!」

「んー、えー、まだ朝じゃないよ。六花どこかおかしいじゃないの?」

おかしいのはお母さんだよ!って言いたかったには、山々だけど。

以前、そう言ったらもっと面倒なことになったから。

今は、自重している。

「もー、お母さん!起きて!」

「もーちょっとだけー」

「ほらほら、起きないと、朝ご飯が逃げちゃうよ!」

朝ご飯と聞いた瞬間、さっきのお母さんとはまるで別人のように、

「さあ!起きるわよ!ほら!優薫も起きて!」

「んー、おかあさんおはよう」

私のお母さんってチョロいな。

そう、私は思うのであった。

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俺のもとに、押し掛けてきた、家族 夏蓮 @ennka

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