第11話

六花は、こう言った。

──私は、女子高生ではなく、中学生2年生です

と。

いやー、不思議だ。人を見た目で判断するって難しいは。

俺は、これでもう人を見た目で判断しないだろう。

「急に黙って、なんですか。本当に食べないんですか」

「いや、食べさせてもらうよ!でも、人って見た目で判断するって難しいなーと思っただけだから」

「そうですか。じゃあ──

六花は、あの時のお風呂、次どうぞと言った時のようなとっても綺麗で可愛い笑顔で

──冷めない内に食べてくださいね」

と言った。


六花の料理は、それはとっても美味しかった。言っちゃわるけど、お母さんよりも上手いと思うレベル。やっぱり最近の中学生ってすごいな。

俺は、美味しい朝ご飯を食べたあと、大学へ行った。

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