第25話 雪の絵が描かれた二月

 無事に携帯を買い替えることができた。

 しかし、どうしても携帯が壊れた理由が思い出せない。

「いい、やめよ」

 言葉を吐き捨てて携帯を床に投げ捨てた。

 カラッカラッと飛んで行った携帯を見つめているとふとカレンダーが目に入った。雪の絵が描かれた二月。

 二月のイベントと言えば二つだ。

「え、嘘だろ」

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