第23話 いや、スライド式の携帯が真っ二つじゃん
「はっ、俺は一体……」
気が付いたら爆音のチャイムが鳴り響いていた。
「生き返った?」
「み、
「普通に教室、今は放課後。それよりそれ大丈夫?」
湊は俺が右手で握りしめている携帯を指さす。
「え、大丈夫ってなにが? ただの携帯だけど」
「いや、スライド式の携帯が真っ二つじゃん」
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