第45話 繰り返すことの

特別な魔力を持ち合わせて、

それを扱って賢くなっていく人々の足並みを見て、

素晴らしいことだとおもうこと反面、

人々が読めば読むだけ本が増えていくことを忘れていた。

 そのうちに魔法書をれんがとして利用するものもの出てきた、

魔法書の中身を自ら吸収したのちは魔法のレンガにして積んで、

魔法の家を建ててしまうのだという、

魔法使いたちは魔法書を大量に読んではそれをレンガとして積んで、

やがて魔法使いの家を作ってを繰り返している。

レンガとレンガを紡ぐのは魔法であるということはまた問題がある。

魔法で作って魔法で積み重ねて魔法で接着して魔法でねばねば、

魔法を使い過ぎて作られた町並みは、どこか浮世離れしている。

魔法を使い過ぎて出来た人々は、どこか浮世離れしている。

魔法に支配されることを続けてきてしまったがゆえに、みな、

魔法のことで頭がいっぱいである。 魔法のコトバで一杯である。

よって魔法以外のことが起きた時に魔法以外のことでこれを、

決着させるのが本当に苦手になっていってしまった。

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