第8話 さあてと
剣豪、魔法使い、僧侶、盗賊、文士見習い!
タメク!イセイ!シングレ!ダノマ!アヤト!
「っていわなきゃだめなのかい?」
「だめよ、だって誰が誰か分からないもの!」
「たはは」
「さあてと、あそこにいるのが寝ている悪竜」
「えっ?」
「名前は確かトンベンマガスガトリクト!」
「はやくないかい? もっと準備ってもんは」
「で、これ伝説の槍ね」
「うんうん、伝説の槍を剣豪にね」
「刺す」
「刺した」
「ドングリジェジェフトソグウググウガイゲリ!!!」
「死んだ」
「え?」
「たおしました」
「これでいいの?」
「うん、いいのよ」
「剣豪タメクが槍で悪竜退治できちゃった?」
「出来ちゃった❤」
「そんなばかな、たはは」
「ちょっとまって僧侶の出番は?」
「僧侶が祝福した伝説の槍」
「魔法使いの出番は?」
「魔法の力で悪竜は眠りにつき」
「盗賊の出番は?」
「そうです弱点を盗賊が教えたのです」
「それで?」
「悪竜退治ができちゃった❤」
「ま、まあいいか、それで、文士がそれでいいならいいさ」
トンベンマガスガトリクトの巨大な遺骸を前にして、
これを見事、打ち取った五名は皆、勇士、お見事。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます