数値の型変換 int型の変数aに実数値1.23456を代入すると整数値の部分のみが変数aに格納されます
てんC「😊次のプログラムをご覧ください。」
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int a=1.23456;
cout << a<< "\n";
return 0;
}
てんC「このプログラムでは
ビルド結果
C4244 '初期化中': 'double' から 'int' への変換です。データが失われる可能性があります。
が表示されますが
ちゃんとプログラムを実行でき
コンパイル結果
1
が表示されます
このように
整数値を格納することのできる
int型の変数aに
実数値1.23456を代入すると
小数点以下の部分である
0.23456
は切り捨てられて
整数値の部分である1のみが
変数aに格納されます。」
マックス「int型の変数には整数値しか格納できないのか」
てんC「そうなのです
そして
今とは逆に
float型の変数bに
整数値123456を代入すると
整数値123456は実数値に変換されて
変数bに格納されます。
次のプログラムをご覧ください
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
float b=123456;
cout << b<< "\n";
return 0;
}
コンパイル結果
123456
マックス「123456が表示されている・・・
しかし
この123456は
実数値を格納するfloat型の形式で格納されているのか・・・」
てんC「はい そうなのです
float型の変数bに格納された整数値123456は
float型の形式で
実数値として
格納されることになります。
そして
cout << b<< "\n";
が
実行されると
コマンドプロンプト画面に
123456
が
表示されます」
マックス
「C言語の場合では
float型の変数bに
整数値123456を代入すると
下のプログラムのように
#include <stdio.h>
int main(void) {
float b=123456;
printf("%f\n",b);
return 0;
}
コンパイル結果
123456.000000
と
実数値123456.000000
が表示されたんだがな。
C++言語では
小数点以下の000000は表示されないってわけだ
優秀だな😊」
てんC「このように格納する変数の型に合わせて
実数値が整数値として格納されたり
整数値が実数値として格納されたりすることを
数値の型変換といいます」
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