雨ならば

諦めの感情に寄り添うように眠る

健気だ、と君は言うけれど

嬉しさはない


傘も差さずに歩きたい衝動を持て余して

ぎこちなく微笑む


凛とした景色に埋もれて

土に還りたい

幾年月の果て、星になりたい


やさしい面影は毒にもなる

夜は悲しい笑顔を連れてくる


白よりも眩しい季節に

懐かしい歌声は甦らない


遠い遠い 君の世界まで届く光

明日も探して歩こうか

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