実際にイオンにある本屋で働いている兄がいますが、ウェブ小説はあまり売れてないそうです。
他の店では売れてるのかもしれないですが、とりあえず兄の店では売れてません。
私の予想ですが、おそらくテンプレ物が流行っているかのように印象づけるためだけに、テンプレ物で棚を埋めてるのではないかと思います。
「流行ってるのかな?」と思わせて一巻だけでも買わせる手口。
そうやって上っ面だけよく見せてるせいで、続きを買う人が少なく、2、3巻で打ち切られるパターンが多いのではないかと。
まともなソースがあるわけじゃないので、あくまで推測ですが。
作者からの返信
かもしれませんね。
ほんと、打ち切られるパターンが多いですからね。
これなんですが、意外にテンプレって書籍化しても売れないかもしれないと思うようになったんですよ。
あのエッセイの「なろう」の方の感想に「スマホでソシャゲー感覚で読んでる」から「無料ならともかく本を買おうとは思わない読者が多いんじゃないか」というのがあったんです。
そのあたりが結構明確になってしまったのが、いわゆる「なろうバブルの崩壊」みたいに言われたレーベル廃刊とかなんじゃないかなと。
ただ、テンプレとかWeb小説を書いた作家様の中にも「本物」はいて、そういう作家様は「作者買い」されるような固定ファンもつくし、一般書籍市場でも売れる作品を書けて、続編とか新作を依頼されるようになるのかなとも思います。
作者からの返信
テンプレを好み、買う層がどれだけいるかって話でしょうね。
ブームでそういう層の人が増えたということはあるでしょう。その人たちがたくさん買うということもあるでしょう。
しかし、それが多数派で永続的なものになるかはわかりません。
むしろ僕は、否定的に考えています。
ふと思ったのですが、プロのウェブ小説作家って生まれないでしょうか?
読みやすく誰からも親しまれる文章が書けて、テンプレから魅力的な物語を作り出す能力に長けた作家。
異世界転生モノが廃れても、すぐに新しいテンプレから魅力的な作品を作り出せる。
その結果、ウェブ小説のランキングでは常にトップグループにいて、書籍化もされる。
そういった優れたウェブ小説を書くことに特化した新しいタイプの小説家像。
『一から物語を作り出す』ということを放棄しているため、その分の労力を他に回すことが出来る。
クリエイターではなくアレンジャー。ウェブ小説というニッチな市場に特化した小説家の進化系と言えないでしょうか?
退化ではありません。進化です。必要のないしっぽやら水かきやらえら呼吸なんかを削ぎ落として、必要な部分の能力を高める。これぞウェブ小説時代の新しい小説家像なのです!!
いえ、私は従来の小説家を目指しますけれど。
作者からの返信
例えば同人誌作家のカリスマですね。同人漫画の世界にいたような作家は当然生まれてくると思います。というか、もういますよね。
ただ、魔女っ子★ゆきちゃんさんが言うような、それを超えたスーパーな作者はどうでしょう。
オリジナリティーがなく、編集者の求めに従って人気ジャンルを書きなぐるシナリオライターもどきの作家は過去にも多数いました。必要なのは高い文章力だけです。
しかし今はむしろ、そういう作家こそがウェブ小説によって淘汰されたのではないか。そう感じます。
スーパーなウェブ小説作家は必要ないのです。常に多数の中から選べばいいのですから。
人気ジャンルで常に魅力的な作品を生み出す能力がある作家は、ここで規定するウェブ小説作家ではありません。